情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「ChatGPT」と「GPT-4」の違いは?について

ChatGPT (150)

ChatGPTと関連する話題として、「GPT-4」がリリースされたことが話題となっています。

そんな中、「ChatGPT」と「GPT-4」とが混ざってしまい、「ChatGPT4」と呼ばれるなど、「ChatGPT」と「GPT-4」は違うものなのか、何が違うのか、などと困惑するユーザーも増加しているようです。

今回はこの「ChatGPT」と呼ばれるものと、「GPT-4」と呼ばれるもの、同じ「GPT」という単語のつくもの同士の「違い」について簡単に紹介します。

チャットAI「ChatGPT」はウェブサービス

「ChatGPT(チャットジーピーティー)」は、チャットの返信が自動生成されるウェブサービスです。

これまでTVで「ChatGPT」と紹介されてきた「画面」がまさにその「ウェブサービス」に相当します。

このkChatGPT」は、OpenAI社が開発・提供しているものですが、元々それより前にOpenAI社は「GPT-3.5」という「言語モデル」を開発していました。

「GPT-3.5」は言語モデル

この「GPT-3.5」と呼ばれるのは、大まかに言えば、「こういう言葉に続けてどんな言葉が来るのか」といった、言葉(文章)の規則性がまとめられた存在で、それを活用することで、「ChatGPT」のようなサービスが開発されました。

つまり、「ChatGPT」はウェブサービスでユーザーが直接利用するものなのですが、「GPT-3.5」やその派生版は、その裏側で利用されている言語モデルのことを指します。

「GPT-4」も「GPT-3.5」と同様に言語モデル

そして、数字が増えた新しい「GPT-4(GPT4)」も同じく「言語モデル」であり、今回この言語モデルがChatGPTに搭載され、現時点ではChatGPT Plusという有料版限定ではありますが、従来のGPT-3.5ベースのものからGPT-4ベースに切り替えた版のChatGPTを利用することが可能となっています。

両者の関係性

つまりこのように、元となっている技術として「GPT-3.5」や「GPT-4」があり、それを元にユーザーが使いやすいチャット形式のサービスに仕上げられたのが「ChatGPT」、というような構造であり、両者は同列の関係ではなく、サービスそのものと、サービスの裏側で利用されているもの、のような違いがあるため、ニュース記事などを読む際には注意して読むようにしてみてください。

GPTは何の略?

なお、ChatGPTは「GPT-3.5」というGPTと呼ばれる技術をもとにした言語モデルを利用して開発されたため「GPT」という名前が入っています。

このGPTは何の略なのか、についてはこちらを参考にしてみてください。

GPT-4を利用したい場合は

GPT-4ベースのChatGPTを利用してみたい場合は、次の記事の説明を参考にしてみてください:

また、そもそもまだChatGPT自体を一度も利用したことがない場合はこちら:

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