情報科学屋さんを目指す人のメモ

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突然AppleIDのサインイン要求が届いたとの報告増加と対処方法について

Apple ID (33) Apple ID-2ファクタ認証 (4) iPhone (1657)

本日2023年8月19日10時頃より、iPhone等に「Apple ID サインインが要求されました ご利用の Apple ID が○○近辺でWindowsコンピュータにサインインするために使用されています。」という地図表示付きの、心当たりのない通知が届く現象の報告が急増しています。

中国の地名が表示されているケースが多く報告されています。

突然このApple IDのサインイン要求が届いた場合の対策などについて紹介します。

【最新情報】2024年1月29日0時現在、突然Apple IDの再ログインが要求された後「このApple IDは有効ではありません」が表示されてしまう現象が急増しています。詳細はこちら

「Apple IDサインインが要求されました」ポップアップの表示報告が増加中

本日2023年8月19日10時頃より、次のようなApple IDへのサインイン要求通知(要求ポップアップ)が表示された、との報告が急増しています。

Apple ID サインインが要求されました
○○@icloud.com
ご利用の Apple ID が○○市 ○○近辺で
Windowsコンピュータにサインインするために使用されています


[許可しない] [許可する]

特徴は、表示されるサインイン元の地域として、中国の地名・地図が表示される、という点です。

具体的には、以下の地域から届いたとの報告があります:

  • 石家荘市 河北近辺
  • 鄭州市 河南近辺
  • 広州 広東近辺
  • 西安市 陝西近辺
  • 瀋陽市 遼寧近辺
  • 合肥市 安徽近辺
  • 南京市 江蘇近辺

※表示される位置は通常、利用回線から推測されたもの等で正確とは限らないものであるため、ログインしようとした人がその地域に本当にいるとは限りません。

表示された場合の対処方法

このApple IDサインイン要求ダイアログが表示された場合で、自分が表示された地域からログインしようとしたことに心当たりがないのであれば、第三者にログインされてしまわないように、「許可しない」をタップするようにしてください。

「許可する」をタップしてしまうことで、知らない第三者がApple IDにログインすることを拒絶せず、確認コード入力画面まで進むことを許してしまうことになり、アカウントの乗っ取り・悪用へつながってしまう恐れがあります。

パスワード変更を検討

この要求画面が表示された場合、Apple IDのパスワードが漏れてしまっていることが考えられます。

パスワードが簡単すぎるために推測されてしまった可能性や、他のサービスでも同じパスワードを使っていた場合には、そうした他のサービスからパスワードが漏れてしまい把握されてしまっていることも考えられます。

今後そのパスワードによる攻撃が引き続き発生してしまう恐れもあるため、Apple IDのパスワード及び、パスワードを別のサービスでも使い回していた場合は、それらの別サービスのパスワードの変更を行うことを検討してみてください。

パスワードの使い回しは、Appleの公式サイトでも控えるように案内が行われています。

Apple ID のパスワードと同じパスワードをほかのオンラインアカウントで使うことは控えてください。 
引用元

Apple IDのパスワード変更方法

Apple IDのパスワード変更は、「設定」アプリを開いて、最上部に表示される「ユーザー名部分」をタップ、そして、「パスワードとセキュリティ」を開いて、「パスワードの変更」をタップします。

すると、パスワードの変更手続きを開始することが可能です。

「不正ログインされてしまったかもしれない」場合は

Apple IDに不正ログイン・不正利用されてしまったかもしれない、という場合向けに、Appleからの案内ページが用意されています。該当する場合には、そちらを参考にしてください。

参考

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