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X(旧Twitter)のアカウントのロックを解除する方法として、「Arkoseチャレンジ」に合格するように指示される場合があります。
この「Arkoseチャレンジ」を始めると、ロボットではないことを示すために、正解の画像を選択するように指示されるなどします。
この「Arkoseチャレンジ」って何?と疑問に思ったユーザー向けの情報を紹介します。
目次
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ロック解除の方法「Arkoseチャレンジに合格する」
X(旧Twitter)の設定変更時等にアカウントがロックされ、「アカウントのロックを解除する方法」として、「Arkoseチャレンジに合格する」という方法を案内される場合があります。
指示に従って「始める」をタップすると、
アカウントを認証する
あなたが実在の人物であることを確認する必要があります。
[認証する]
と表示された上で、例えば矢印を使用して(クリックして)、条件に当てはまる画像を選択するように指示され、ロボットではないことを確認してもらうこととなります。
「Arkose」とは
「Arkose(アルコース)」という英語は、日本語にすると「花崗砂岩」のような、岩石の種類の名称です。
しかし語源がそれであれ、「Arkoseチャレンジ」と言われたときの「Arkose」は別のもののことを指しています。
「Arkoseチャレンジ」の「Arkose」とは
「Arkoseチャレンジ」における「Arkose」とは、Arkose Labsという会社名のことを指しています。
Arkose Labs社
Arkose Labs社は、オンライン詐欺やボットを防止するシステムを提供している企業です。
「Arkoseチャレンジ」とは:「Arkose MatchKey」
そのArkose Labs社が提供する製品の中でも特に我々の目に触れることが多いのがボット防止ソリューション(製品)の「Arkose MatchKey」であり、これが「ロボットであることを確認」する際に表示される、画像を選択する画面です。
つまり、「Arkoseチャレンジ」と呼ばれて登場する画面は、Arkose Labs社が提供する「Arkose MatchKey」と呼ばれるサービスの機能のこととなっています。
X社(旧Twitter社)は、この「Arkose MatchKey」によるテストのことを「Arkoseチャレンジ」として、ユーザーに提供しています。
reCAPTCHAの対抗製品
似たようなロボットでないことを確認するシステム(製品)に、Google社の「reDCAPTCHA」があり、非常に有名です。
Arkoseは、このreCAPTCHAの代替製品としてArkose MatchKeyを売り出しています。
Arkoseを利用する企業が増加中
そしてこのArkoseは実際に、X社(旧Twitter社)だけでなく、Microsoftアカウントのログイン周りで使用するMicrosoft社や、EA(Electronic Arts)社などでも使用されています。また、PlayStation Networkアカウントのログイン周りでも使用されているなど、利用される範囲が拡大されています。
その他、利用企業の表示には、Adobe、GitHub、twillio、Dropboxなどの有名企業もあります。
なおSonyに関しては、Sony Innovation Fundが、Arkoseへの出資を行っています。
Arkose MatchKeyの画面そのものに「Arkose」の名前は登場せず、なかなか馴染みがない状態が続いていますが、Xの「Arkoseチャレンジ」で「Arkose」の名称が目に入るようになりつつ、着実に利用企業が増えており、今後この「Arkose MatchKey」や「Arkose Labs」の名称が目に入る機械が増えていくかもしれません。
参考
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