Apple Pay「ビックカメラSuica」「VIEWカード」等「クレカ機能付きSuica」の読み取り失敗の原因と対策

クレジットカード機能付きのSuicaを読み取ろうとして、読み取り途中で失敗してしまうユーザーが続出しています。

「ビュー・Suicaカード」や「ビックカメラSuicaカード」など、オートチャージ機能やポイント還元率などの魅力から多数普及しているカードも目立ちます。

カードを追加できませんでした
カードの読み取り中にエラーが起きました。
[あとでカードを追加]
[やり直す]

では、どうして失敗してしまっているのか。

その原因はとても単純で、そもそも「クレジットカード機能付きSuica」はすべて、Apple Payの「Suica読み取り機能」に対応していないのです。

実際、次の通り、JR東日本が配布しているPDFに、非対応Suica一覧が記載されています。

・ビュースイカ等のクレジットカード一体型
・ゆうちょ等キャッシュカード一体型
・Suica定期券（これは高校・中学・小学生用通学定期のことで、普通の定期券付きSuicaは別です）
・小児用My Suica
・社員証・学生証と一体になったSuica
・JR東日本以外で発売されたSuica

失敗。JAL Suicaカード（クレジットカード機能付き）はNGと判明… pic.twitter.com/EfFFr05iBC

— 植田義人 (@giichi_jp) 2016年10月24日

実際のところ、「クレジットカード機能付きSuica」はあくまで「Suica機能付き『クレジットカード』」であり、「Suicaではない」というのが効いているのかもしれません。

実際、クレジットカードとしては読み込むことができたりします。

今回、単純にSuicaとして読み取れない問題を回避する、つまり、Suicaとして取り込めるようにする方法はありません。

しかし、クレジットカード機能付きSuicaを極力使いたいとすれば、次の方法があります。

まず、「Suicaアプリ」から、Suicaを新規登録します（物理的なカードがなくても、いきなりアプリ上で新しいSuicaが作れます）。

そして、Walletアプリから手元の「Suica機能付きクレカ」をクレジットカードとして追加します。

そして、そのクレジットカードから、Suicaにチャージしたり、ApplePayで支払を行うという方法です。

また、クレジットカードが「ビューカード」であればオートチャージに対応しているので、その新しく作ったSuicaに対して追加でオートチャージの設定をすることで、オートチャージ機能まで利用することができます。

※「定期券付きビューSuicaカード」だと、定期券の部分を引き継げないため、定期券が切れるタイミングで移行するのが便利です。また、引き継げなくとも、そもそも「定期券付きビューSuicaカード」をクレジットカードとして読み込むだけであれば、Suicaとしての機能も残り続けるので、定期を使いたいときは物理カードを、それ以外の交通費やその他費用をSuica支払いしたいときはiPhone7を、という使い分けも可能です。

網羅しているわけではありませんが、Suica付帯クレカ（クレジットカード機能が付いたSuica）をまとめました。

これらはいずれもSuica単体ではなく、クレジットカード機能が付いてしまっており、今回のiPhone 7 + Apple Payでは、「Suica」として読み取ることができません。

• 「ビュー・スイカ」カード
• ルミネカード
• ビックカメラsuicaカード
• アトレビューSuicaカード
• イオンSuicaカード

航空会社系

• JALカードSuica
• ANA VISA Suicaカード

大人の休日クラブ系

• 大人の休日クラブジパングカード
• 大人の休日クラブミドルカード

銀行系

ダイナースクラブ系

• ダイナースクラブカード
• ANAダイナースカード
• デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード

駅ビル系

• ジェクサービュー・スイカカード
• フェザンカード
• ペリエカード
• weビュー・スイカカード
• エスパルカード

その他

• Yahoo! JAPANカードSuica

• Apple PayでのSuica登録・利用関連のエラー・トラブル・不具合情報まとめ（2016年10月26日更新・追加中）
• 「iPhoneに登録するためにSuicaカードを買わないといけない？」の誤解について