情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

パスワードが設定されているPDFのパスワード設定を解除する手順メモ

Adobe Acrobat (7) PDF (7)

パスワードが設定されていて、開くたびにパスワードの入力が必要なPDFを、パスワードを入力せずに開いたり、簡単にプレビューできるようにするために、パスワードなしPDFに変換する方法をメモ。

Windows 10 + Adobe Acrobat Pro DCを利用します。

パスワードのかかったPDF

パスワードのかかっているPDFを開こうとすると、このダイアログが開きます。

パスワード
「******.pdf」は保護されています。文書を開くパスワードを入力してください。
パスワードを入力(E): [ ]
[OK] [キャンセル]

ダウンロードする際に必ずパスワードが自動設定されるサービスなどで、結構面倒なことになります。

パスワード付きPDFをパスワードなしPDFに変換する

まず一度Adobe Acrobatで、対象のPDFファイルを開きます。つまり、先ほどのダイアログに、パスワードを入力してOKをクリックします。

すると、PDFの中身が表示されるので、表示されたメニューの中から、「保護」をクリックします(または「表示>ツール>保護」)。

すると、保護ツールバーが表示されるので、「暗号化」→「この文書からセキュリティ設定を削除」をクリックします。

すると、「この文書からセキュリティを削除してよろしいですか?」が表示されるので、「OK」をクリックして確定させます。

最後に、「Ctrl+S(または、「ファイル>上書き保存」)」すると、PDFの変更が保存され、以降、パスワードを入力せずとも開けるようになります

「パスワードによる暗号化」だと失敗する

厳密には、保護ツールバーの「暗号化」にある「この文書からセキュリティ設定を削除」ではなく「パスワードによる暗号化」を選択して、「パスワードによるセキュリティ - 設定」を開いて、「文書を開くときにパスワードが必要」のチェックが「オフ」になっていることを確認して「OK」をクリックする、でよさそうなのですが、いきなりこれをやると、

セキュリティ設定を適用するには、権限パスワードまたは文書を開くパスワードのいずれかを設定してください。

パスワードによるセキュリティを削除するには、まずパスワードによるセキュリティ-背亭ダイアログで「キャンセル」をクリックし、文書のプロパティダイアログで、「セキュリティ方法」を「セキュリティなし」に設定してください。

エラーになってしまいます。

別の方法

「文書のプロパティ」を「Ctrl+D」で開いて、「セキュリティ」タブの「セキュリティ方法」を、「パスワードによるセキュリティ」から「セキュリティなし」に変更する、という方法もあります。

クリック4回で済む、最初に紹介した方法のほうが、自分的には好みですが。

コメント(0)

新しいコメントを投稿