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本日配信が開始されたiPhone版Kindle 6.6のアップデートにて、気になるアップデート情報がありました。それは、「Prime ReadingおよびKindle Unlimitedの本の利用を終了します」というものです。
このアップデート文を見て、「iPhone版のKindleから、Prime ReadingやKindle Unlimitedの本が利用できなくなる(読めなくなる)のではないか」と一瞬感じつつも、微妙な言い回しが気になり、Kindle UnlimitedやPrime Readingを利用していないながらに調べてみました。
他にも「誤解」してしまったユーザーがいると思われるので、調べた結果を紹介します。
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iPhone版Kindleのアップデート情報
本日リリースされたiPhone版Kindleアプリのバージョン6.6には、新機能情報として、以下が掲載されています:
* Kindleアプリから、Prime ReadingおよびKindle Unlimitedの本の利用を終了します。
これを見て、iPhone版Kindleが、「Prime Reading」と「Kindle Unlimited」に非対応になってしまうのではないか、と一瞬感じました。
そんな妙な(後ろ向きな)アップデートをAmazonが行うのだろうか、Amazonならば、こういうこともするかもしれない、など一瞬考えつつ、「本の利用を終了します」という表現に違和感を感じたので、きっと英語版の翻訳だろう、と英語版を調べてみることにしました。
英語版のアップデート情報
iPhone Safariから英語版のApp Storeを覗こうとして微妙に苦労しつつも表示できたアップデート情報がこちらです:
* Return Prime Reading and Kindle Unlimited books from within the Kindle app. Simply long press on a book cover and select “Return book”.
こちらをおおざっぱに日本語に訳すとこうなります:
* Kindleアプリに保存されている Prime Reading および Kindle Unlimited の対象書籍を、返却できるようになりました。書籍のカバー表示を長押ししてから「書籍を返却する」をタップしてください。
つまりどうやら、日本語のアップデート文に書いてあった「本の利用を終了」はすなわち「Return」の訳語であって、「本を返却する」という意味であり、「機能が利用できなくなる」という意味ではなかったようなのです。
したがって、今回のアップデートをするとPrime ReadingやKindle Unlimitedの書籍をiPhoneアプリから読めなくなる、というわけではなさそうで、当初の印象は誤解だった模様です。
参考:Kindle Unlimited / Prime Readingの方式
そもそもKindle UnlimitedおよびPrime Readingには、「同時に10冊まで」という制限があります:
Prime Readingでは、対象コンテンツを同時に10冊までご利用いただけます。11冊目を利用しようとすると、すでにご利用中の10冊のうち、いずれかの利用を終了するためのダイアログが表示されます。 (引用元)
Kindle Unlimitedに対応している本は、Kindle端末、FireタブレットおよびKindle無料アプリでご利用いただけます。お客様の会員登録期間中は、お客様がダウンロードした本を同時に10冊まで読むことができます。 (引用元)
この制限があるため、「返却」という概念が重要になる、というわけです。
そしてこのヘルプページを探している最中に、次のヘルプタイトルを見つけました:
Kindle Unlimitedの本の利用を終了する (引用元)
この通り、どうやらもともとAmazonは「Return」という操作のことを「本の利用を終了」と表現していたようです。「借りた」というのとは違うため「返却」だと確かにおかしいのかもしれません(※逆に英語のReturnのニュアンスはどんななのだろう)。
普通にこのヘルプページ上で読むと「返却のことだろう」とすぐ気が付くような気がするのですが(もう背景を知ってしまったから、という分もあるとは思いますが)、アップデート文に書いてあると「非対応になるの?」とすぐに思ってしまいました。
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2018年5月6日(日) 11:21
ありがとうございます!
えーーとびっくりして
探してこのページに辿りつきました
みんな 誤解すると思うんですけど。。
このアマゾンの表現
prime reading使えなくなると 思ってしまいますよね。
記事助かりました。
ありがとうございます