iPadをiOS13にアップデートできない・iPadはiOS13非対応って本当？iPadOSって何？について

新しく配信が開始される「iOS13」は、iPadで利用することができません。

実際、iOS13の対応デバイス一覧は、以下の通り「iPhone」と「iPod touch」のみで、「iPad」が含まれていません：

• iPhone 11
• iPhone 11 Pro
• iPhone 11 Pro Max
• iPhone XS
• iPhone XS Max
• iPhone XR
• iPhone X
• iPhone 8
• iPhone 8 Plus
• iPhone 7
• iPhone 7 Plus
• iPhone 6s
• iPhone 6s Plus
• iPhone SE
• iPod touch（第7世代）

しかしこれは、iPadに対してOSのアップデートが配信されなくなってしまった、というわけではありません。

今回のiOS13から、「iPad専用OS」が、iOSとは別に提供されるようになったことがその原因です。

新しいiPad用のOSの名前は「iPadOS」です。

なお、「iPadOS」には番号が付いておらず、「iPadOS13」や「iPadOS1」のような名前ではありません（※ただし、iOS13との共通部分は多く、iOS13に対してiPadOS13と言いたくなる感覚も分かります）。

つまり今年の大型アップデートでは、iPhoneは「iOS12からiOS13へ」のアップデートを例年通り行えるのですが、iPadに関しては、「iOS12から『iPadOS』へ」のアップデートを行うこととなります。

この影響で、昨年は「iOS12と互換性のあるデバイス」としてiPhoneやiPad、iPod touchがひとくくりに案内されていましたが、今年は「iOS13およびiPadOSに対応しているデバイス」という形で、「iOS13に対応しているのはこちら」・「iPadOSに対応しているのはこちら」という構成になっています（※この一覧には、始めからiOS13がインストールされる予定のiPhone11シリーズが含まれません）：

iOS 13

• iPhone XS
• iPhone XS Max
• iPhone XR
• iPhone X
• iPhone 8
• iPhone 8 Plus
• iPhone 7
• iPhone 7 Plus
• iPhone 6s
• iPhone 6s Plus
• iPhone SE

iPod touch (第 7 世代)

• iPadOS (近日公開)
• 12.9 インチの iPad Pro
• 11 インチの iPad Pro
• 10.5 インチの iPad Pro
• 9.7 インチの iPad Pro
• iPad (第 6 世代)
• iPad (第 5 世代)
• iPad mini (第 5 世代)
• iPad mini 4
• iPad Air (第 3 世代)
• iPad Air 2

そうなると、「iOS13にアップデートできない」という代わりに、「iPadOSにアップデートできる」とすぐ気が付けて良さそうなのですが、今回しばらくの間は「iPadOSにアップデートできない」となってしまう予定です。

というのも、iOS13は9月20日（日本時間）に配信開始予定ですが、iPadOSは9月25日（日本時間）が配信開始予定日となっており、iOS13がリリースされてもすぐにはiPadOSが利用できるようにはならないのです。

そのため、「iPadをiOS13にアップデートしたい」と思っていた場合は、iPadOSの提供が開始される9月25日を待つようにしてください。

※当初、iPadOSのリリース日（日本時間）は、10月1日とアナウンスされていましたが、9月20日、このリリース予定日が変更（前倒し）されました。

iPadOSにアップデートする手順についてはこちらを参考にしてみてください。

• iOS13のリリース日はいつ？(日本時間)について