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Chromeブラウザを利用していて、アドレスバーの周囲を囲む青色の強調表示がふと気になりました。そこでよく挙動を見てみると、フォーカスがあるわけでもなく、ウィンドウの他の箇所をクリックしたりしても青色が消えないことに気が付きました。
そしてよく観察すると、必ずしもずっと青色のハイライトが表示され続けているわけではなく、ウィンドウによっては、フォーカスを外す操作で青色が外れるなど、挙動の規則性がよく分からないことにも気が付きました。
また、その挙動とは別に、そもそもこんなに青色濃かったっけ?ということも気になり調べてみたりしたので、今回の症状や、調べた結果などについてまとめておきます。
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アドレスバーの青色が消えない
Google Chromeのアドレスバー(オムニボックス)がずっと青色で強調表示されたまま目立つ、ということに、ふと気が付きました。
アドレスバー全体がぐるっと一周、濃い青色で強調表示されており、なかなかの目立ち具合でした。
ただよくよく考えてみると、フォーカスがある訳でもないのに、青色で強調表示されているのはどうしてなんだ?、とも気が付きました。
フォーカスがないのに強調表示されているのなら、アドレスバーのデザインが変わって、フォーカスの有無に関わらず、青色になったのか?とも思ったのですが、別途試してみると常に青色というわけではなさそうだぞ、ということに気が付きました。
挙動がまちまち
たださらにいろいろ試していると、「フォーカスがないのに青色に強調表示される」という症状が発生するウィンドウと発生しないウィンドウがあることも分かってきました。
そこから「不具合っぽさ」を感じます。
また、問題が発生しているウィンドウについては、フォーカスを外しても青色が消えないタブから、青色になっていないタブへCtrl+Tabで切り替えると、どういうわけかその「青色」になってしまう症状が青色になっていなかったタブにまで広がる、という挙動も分かりました。また問題が発生しているタブを、問題が発生していないウィンドウにドラッグアンドドロップで持って行ってから、そのタブから別のタブへ切り替えを行うと、そのタブにも問題が広がり、結果として問題が発生していなかったウィンドウに広げることができる、といった挙動も分かってきました。
不具合登録は見つけられず
しかしこの件について、いろいろな検索キーワードなどでChrome(Chromium)公式の不具合登録システム内を検索してみたのですが、言及を見つけることはできませんでした。
同様の症状が発生しているユーザーは発見
ただその一方で、同様の問題が発生しているユーザーが多数いる(ただ未解決状態)、ということも分かりました:
再起動で一旦解消
挙動をある程度確かめた後、ウィンドウによって症状の有無が異なることから、Chromeの再起動を行ってみたところ、どのウィンドウでも問題が発生しない状態になりました。
ただし今回も今までは発生していなかった青色の表示が突然発生したことから、再び同様の現象が発生するかも知れません、という状況です。
青色こんなに濃かった?
今回「ずっと青色」ということがきっかけで「青色が目立つ」と気になったのですが、その一方で「そもそもフォーカスがあるときの強調色の青色って、ここまで濃かったんだっけ?、ということも気になり調べてみました。
すると、前述の不具合登録システムに、次の登録を見つけることができました:
ここでは、Chrome 91 にて、利用者からアドレスバー(omnibox)のフォーカスハイライト色が強くなった、太くなったとの報告が急増している、との報告がされているのですが、それらに対する返答として、次のように「(太くはなっていないけれど、)コントラストを強めたよ、製品の一貫性とアクセシビリティのためだよ」というような理由が述べられています。
It's not thicker, but it is much higher contrast. This was an intentional change, for both product consistency and accessibility reasons.
(引用元)
現在の最新版がChrome 91であり、タイミング的にもつい最近青色が変更されたことが分かり、やはり勘違いというわけではないようでした。
まとめ
青色が残ってしまう現象について詳細は分かりませんでしたが、その挙動から、意図されたものではない(つまり何らかの不具合)であることが疑われるものの不具合登録は今のところ見つけられず、ただ再起動によって(一時的かもしれないが)解消することができました。
そして、「青色が濃くなった?」という点については、やはり最近変更が行われたようで、その変更理由も、プロダクトの一貫性やアクセシビリティに関するものである、ということが分かり、色については意図された変更である、ということが確認できました。
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