スポンサーリンク
本日2024年5月29日現在、U-NEXTアプリに「アクセスが集中しており、順番にご案内しております」画面が表示され、順番が回ってくるまで待たされる問題の発生するユーザーが増加しています。
その待機画面には「待ち時間目安」が表示されるようになっているのですが、一部のユーザーの間で、おかしな残り時間が表示される、との声が増えています。
その数字は共通して「待ち時間目安 約2147483647分」という数字となっており、「2147483647」という数字は一体何なのか、と気になるユーザーも発生しているようです。
そこで今回は、「2147483647」という数字は一体何?という疑問に関する大まかな情報を紹介します。
スポンサーリンク
「待ち時間目安 約2147483647分」という表示
本日2024年5月29日22時現在、U-NEXTアプリを開いた際に、通常通りトップページが表示される代わりに、次の待機画面が表示される場合があります:
お知らせ
アクセスが集中しており、順番にご案内しております。
進行中のライブ配信を視聴する場合、臨時の専用サイトから視聴できます。
[専用サイトを開く]
現在xxxxxx人待ち
後ろにxxxx人並んでいます
待ち時間目安 約2147483647分
各数字は状況により様々ですが、待ち時間目安が「約2147483647分」となるケースが多く発生している模様です。
これは、4000年を超える長さであり、正常な「待ち時間目安」ではない長さとなっています。
「2147483647」は特別な数字
この「2147483647」というのは、実はコンピューターの世界では特別な数字であり、2の32乗(2を32回掛け合わした数)である「4294967296」を半分にした数字(2の31乗と同じ)が「2147483648」であり、ここから1を引き算した数が、今回の「2147483647」となっています。
つまり、今回の数字は、「2の31乗 - 1」という「区切り目」のような数字なのですが、これが実は、「2進数」という方式で数字を取り扱うコンピューター内では、数字を取り扱う際の「上限値」となることがあります。
ゲームなどで「9999」という数字が表示されれば「上限」(カンストとも呼ばれる数)のように見えるかもしれませんが、コンピューターの世界では「9999」の代わりに、今回の「2147483647」が上限となる場合があります(32bitの符号付き整数の上限値)。
つまり今回の極端に大きな数字は、急にランダムに大きな数字が表れているのではなく、特別な数字が表示されていた、というわけです。
そして、こうしたコンピューターの中で特別な役割を持つ数字は、プログラムの不具合等で突如現れてしまう場合があり、今回もそうした何らかの不具合が発生した影響でこうした特別な数字が現れたことが考えられます。
類似の特別な数
こうした、「コンピューターから見ると特別だけれども、人が見ると何だろう?となってしまう」ケースは他にもあり、例えば「1970年1月1日」という、こちらは「日付」ですが、これもまたコンピューターの世界では特別な日付であり、不具合の影響で発生することがあります。
こちらについては、次の記事を参考にしてみてください:「Android版Twitterアプリに「1970年01月01日」のツイートが表示される不具合と対策について」
スポンサーリンク
スポンサーリンク