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マイナポータル(ぴったりサービス)から特別定額給付金の申請を行おうとした際、「step 7」の「電子署名の付与」で「署名用電子証明書が失効しています」エラーが表示されてしまい、手続きできない問題の発生するユーザーが多数発生しています。
この原因について。
目次
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「署名用電子証明書が失効しています」エラー
マイナポータル(ぴったりサービス)から「特別定額給付金」の申請作業を進めていると、step7の「電子署名の付与」でマイナンバーカードを読み取り、署名用電子証明書の暗証番号を入力する必要があります。
しかし、マイナンバーカードの読み取りには成功したものの、次のエラーメッセージが表示されてしまい、署名に失敗、そして申請を進められない状態になってしまうユーザーが発生しています:
電子署名の付与
マイナンバーカードを使い電子署名を付与してください。
署名用電子証明書が失効しています。市区町村の窓口で電子証明書の発行手続きを行ってください。
エラーの原因
このエラーは、マイナンバーカードに内蔵されている「署名用電子証明書」の登録内容が原因で、署名用電子証明書が失効してしまっていることが原因です。
失効する主な原因は「引っ越しを行った際に署名用電子証明書の発行手続きを行っていなかったために、住所が古いままになっていて、証明書が無効になっている」というケースです。「転入手続きの時、マイナンバーカードを提示してちゃんと手続きしたはずなのに」と思うかもしれませんが、このあたりについては後述します。
その他、電子署名の有効期限の5年が過ぎたケースや、結婚などで氏名が変更されたことなどが考えられます。
署名用電子証明書に登録されている住所や有効期限を確認する方法
「引っ越しや住所変更、氏名変更になんて心当たりがないぞ?最近作ったばっかりだから有効期限も切れていないはずだぞ?」と思う場合、本当に署名用の電子証明書が失効しているかどうかや、登録されている住所などの情報を、専用アプリを利用することで確認することも可能です:
「引っ越し時にマイナンバーカードも提示したのにどうして?」について
引っ越し(転居)にしても結婚にしても、ちゃんと市役所や区役所でマイナンバーカードの住所変更手続きしたはずなのに、と思うユーザーが多くいるかと思います。
しかし実は、マイナンバーカードの住所変更手続きは、あくまでマイナンバーカードという身分証明書に記載されている住所変更手続き(券面更新)であり、その中に入っている「署名用電子証明書」はそのままだと住所が現住所と異なるために失効してしまっていて、別途「新規発行手続き」を行う必要がある(パスワードも設定し直し)ため、後者の手続きを行わずにいた場合、署名用電子証明書が使えない状態となってしまいます。
対策について
そのため、署名用の電子証明書を新規発行するまで、オンライン手続きを進めることはできません(※電子証明書は変更箇所の内容だけを部分的に更新するものではなく、失効してしまった後は新しい情報を利用して新規発行する必要があるため、「更新」ではなく「発行」扱いとなります)。
したがって、(本人確認も必要であるため、)オンライン手続きを利用したい場合は、市区町村の窓口で電子証明書の発行手続きを行わなければなりません(必要書類や窓口などは各市区町村の公式ホームページを確認するか、問い合わせを行ってみてください)。
ただし、現在外出を極力自粛する必要があるという点を優先すると、発行手続きを行うために窓口へ赴くという選択肢だけでなく、特別定額給付金の申請自体をオンライン申請するのではなく、郵送による申請で行うことも検討してみてください。
補足:エラーメッセージが変更
オンライン受け付けの開始当初、「署名用電子証明書が失効しています。市区町村の窓口で電子証明書の発行手続きを行ってください」という市役所・区役所などの窓口へ案内するエラーメッセージではなく、「カードの読み取りに失敗しました。お手数ですが画面上部または下部「お問い合せ」よりヘルプデスクへご連絡いただき、エラーコード「115」をお伝えください」といったエラーコードを示すのみのエラーメッセージでした(エラーコード115は引っ越しなどにより住所が変わってしまったことによる失効の場合に発生し、エラーコード111が有効期限切れで発生するエラー)。
その後、エラーコードを示すのみ、という「その他」的なエラーメッセージから、原因と対処法について案内する「署名用電子証明書が失効しています。市区町村の窓口で電子証明書の発行手続きを行ってください」というエラーメッセージに変更された模様です。
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