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iPhoneユーザーでウェブサイトにアクセスしようとした際に突然「APP Storeアカウントは安全異常があるので、再度ログインしてください」という警告が表示され、Apple IDでのログインが促される場合があります。
この警告について、「この表示は何?」「どうすればいいの?」などと困ってしまったユーザー向けに、関連する情報を紹介します。
目次
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「APP Storeアカウントは安全異常があるので」表示
iPhoneのSafariブラウザ等からサイトにアクセスしようとした際に、次の警告が表示される場合があります。
APP Storeアカウントは安全異常があるので、再度ログインしてください。
[閉じる]
この警告を閉じると、Apple IDのログイン画面が表示され、Apple ID(メールアドレス)やパスワードの入力を促されます。
なお、ここでパスワードを入力し、2ファクタ認証用の6桁の認証コードを入力すると、「認証送信しました、しばらくお待ちください」という表示のまま止まってしまい、先に進まなくなります(何も起こらない)。
増加しているのはSMS経由
この突然の「安全異常」という警告表示ですが、この画面が表示される「パターン」として2021年7月31日現在多い状態となっているのが、「やまと運輸よりお荷物を発送しましたが、宛先不明です、下記よりご確認ください」というSMS(ショートメール、ショートメッセージ)から、添付URLを開いた場合です。
偽サイト
実はそのSMSは、やまと運輸(ヤマト運輸)から送信されたメッセージではない偽のメッセージで、リンク先に表示される「安全異常」表示や、「Apple IDログイン画面」もすべて、偽物の表示です。
Apple IDの乗っ取りが狙い
そして、その偽のログイン画面に入力してしまったApple ID、パスワード、2ファクタ認証用の認証コードは悪用され、Apple IDアカウントを勝手に利用されてしまう恐れがあります。
例えば、キャリア決済を利用したiTunes課金や、iPhoneアプリへの課金などが行われてしまう可能性があります。
また、「○○さんがファミリーに参加しました」というメール通知が突然届いたり、「信頼できる電話番号の追加/削除」が勝手に行われたとの通知が届きログインできなくなる、等が発生することがあります(乗っ取りに伴う作業が進んでいる状態)。
どうすればいいの?:何もせずに閉じる
そのため、「安全異常」画面が表示されたら、そのまま先に進んだり、誘導に従ってパスワード等を入力してしまうのではなく、すぐにそのタブを閉じるようにしてください。
パスワードを入力してしまったら
また、既にパスワードの入力などをしてしまった場合、既にApple IDが乗っ取られてしまっている可能性があります。
そのため、Appleのサポートのページ「Apple ID の不正利用が疑われる場合」を確認しつつ、ヘルプ内には「Apple サポートにお問合せください」というリンクもあるので、電話連絡などでのサポートを受けることも検討してみてください。
なお、Appleアカウントには、キーチェーンと呼ばれる機能があり、様々なサイトのパスワードが登録されているために、それらのアカウントが不正利用されていないかを確認しつつ、パスワードが既にバレてしまっている、と考えられるため、それらの変更、場合によってはクレジットカード会社や、キャリア(docomo、au、ソフトバンクなど)への連絡が必要となる場合などもあるため、そういった点にも注意が必要となります。
参考資料
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