情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【Windows 11】Windows 10に戻す/ダウングレードする方法(「Windows 10に復元する」機能の使い方)

Windows 10 (255) Windows 11 (49)

Windows 11へのアップデート後、アップデート前に利用していた「Windows 10」に戻す(ダウングレードする)操作を行うことが可能です(10日間限定)。

そこで今回は、Windows 11へのアップデート後に、「まだ早かった」「使えないアプリが多かった」「使いたい機能が使えずに困ってしまった」などでWindows 10に戻したい、と思ったときに、Windows 11正式版からWindows 10へと戻す方法を紹介します。

※利用したのは、リリース当日2021年10月5日手動アップデートを行ったWindows 11 Pro(バージョン21H2 OSビルド 22000.194)です。

前提:Windows 10に戻す機能が提供されている

Windows 11では、Windows 10に戻したくなったユーザー向けに、ファイルやデータを保持したままWindows 10に戻すための機能(復元機能)を用意しています。この機能の存在は、Microsoft公式のWindows 11紹介ページ内で、次のように紹介されています。

アップグレード後に Windows 11 が気に入らなかった場合、Windows 10 に戻すことはできますか。

はい。Windows 11 にアップグレードしてから 10 日間は、ファイルとデータを保持したままで Windows 10 に戻すことができます。10 日が過ぎてから Windows 10 に戻すときは、データをバックアップしてから「クリーン インストール」することが必要です。

引用元

ただし、元に戻す手順までは言及されておらず、また、Windows 11へのインストール成功後に特に「戻しませんか?」と表示されるわけでもないため、一体どこから戻せるの?と、迷子になってしまいやすい機能でもあります(普段なかなか利用することのない機能なので)。

注意:データのバックアップを

基本的に、この復元を行う際にユーザーのデータに影響はない、とされていますが、途中の注意表示の中で、万が一に備えたバックアップが推奨されます。そのため、事前にデータのバックアップを行うようにしてみてください。

ユーザーファイルのバックアップはお済みですか?通常はこれらに影響はありませんが、バックアップしておくことをお勧めします。

「回復」設定を開く

Windows 10に戻す機能は、設定内の「回復」設定から利用することができます。

それを開くには、まずWindowsロゴを「右」クリックしてから、「設定」を開きます

そうしたら、「システム」タブ内の「回復」を開きます

「復元」を実行する

そうしたら、「回復オプション」内の「復元」をクリックします。

復元
このバージョンが動作しない場合は、Windows 10に戻してみてください [復元]

「Windows 10 に復元する」機能を利用する

すると「Windows 10に復元する」の画面が開くので、以前のバージョンに戻す理由にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

「アップデートをチェックしますか?」が表示されたら、「行わない」をクリックして、復元へと進みます。

「知っておくべきこと」という注意が表示されるので、内容を確認して「次へ」をクリックします。

知っておくべきこと

この処理には時間がかかる可能性があり、完了するまでPCを使うことはできません。PCを電源に接続した状態で、電源を入れたままにしておいてください。

復元後は:
・一部のアプリとプログラムは再インストールが必要になります。
・Windows 11 へのアップグレード後に設定に加えた変更はすべて失われます。
ユーザーファイルのバックアップはお済みですか?通常はこれらに影響はありませんが、バックアップしておくことをお勧めします。

[次へ] [キャンセル]

最後に「ロックアウトされないようにご注意ください」が表示されるので、内容を確認して「次へ」をクリックします。

ロックアウトされないようにご注意ください

パスワードを使用してWindows 10にサインインした場合は、パスワードを確認してください。
そのパスワードを使わずにサインインすることはできません。

[次へ] [キャンセル]

ダウングレードの実行

最後に「Windows 11をお試しいただきありがとうございます」が表示されるので、そこで「Windows 10に復元する」をクリックすることで、Windows 10へのダウングレードが開始されます。

アップグレードとは異なり、すぐに再起動画面へと移行し、操作ができなくなる点に注意が必要です。

「以前のバージョンの Windows を復元しています...」がしばらく表示されるので、完了を待ちます。

わずかな時間でダウングレードが終了

環境によって大きく異なる場合もあるかと思われますが、今回試してみた際の待ち時間はわずか4分で、すぐさまWindows 10に戻ることができました。

なお、さらにそこからもう一度インストールアシスタントを利用したアップデートを行おうとすると、前回ダウンロードしたファイルが残っているためか、ダウンロードが一瞬で終了し、すぐさまインストール中まで進むことができ、再度Windows 11へアップデートし直すのもかなり素早く実行することができました(※このあたりは時間経過や、ディスクの空き容量などの影響を受けるかも知れません)。

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