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本日21時頃より、PC版Twitterや、iPhone/Android版Twitter等で、「現在、ツイートを取得できません」エラーや「エラーが発生しました」エラー、「API呼び出しの回数制限を超えました」等のエラーの発生が急増しています。
これにより、「ツイートが見れない」「検索結果が見れない」「通知が見れない」などの声が増えています。
この問題の発生状況について紹介します。
目次
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様々なエラーが一斉に急増中
本日2023年7月1日21時頃より、PC/iPhone/Android等、特定の端末に限らず幅広いユーザーの間で、Twitterの利用中にエラーが繰り返し発生してしまい、普段通り利用できない状態になってしまうケースが急増しています。
具体的には、以下のような様々なエラーの発生報告があります。
「エラーが発生しました」「現在、ツイートを取得できません」エラー(Android版Twitter)
例えばツイート検索をAndroid版Twiterから行った場合に、検索結果が表示されず、以下のようなエラーメッセージが表示されるケースが多く報告されています:
エラーが発生しました
申し訳ありません。
[やりなおす]
現在、ツイートを取得できません。しばらくしてからもう一度お試しください。
「問題が発生しました。再読み込みしてください」エラー(PC版Twitter/ブラウザ版Twitter)
PC版では、ホームの「フォロー中」のタイムラインが読み込まれず、代わりに次のエラーメッセージが表示されるケースが多く発生しています:
問題が発生しました。再読み込みしてください。
[やりなおす]
「制限に達しました」エラー(PC版Twitter/ブラウザ版Twitter)
その際、以下のエラーメッセージが、画面下部に青色のエラー通知の形式で表示される場合もあります(検索結果画面等):
申し訳ありませんが、制限に達しました。しばらくしてから、再度お試しください。
「API呼び出しの回数制限を超えました」エラー(iPhone版Twitter)
iPhone版Twitterアプリでも、タイムラインを見ようとしても何も表示されず、「フォロー中」のツイートが表示されない代わりに次のエラーメッセージが表示されるケースが増加しています:
API呼び出しの回数制限を超えました
しばらくしてからやり直してください
※この「API呼出の回数制限を超えました」というエラーメッセージがどういう意味なのか、についてはこちらの解説を参考にしてください。
原因や対策について
現在一斉にこれらのエラーメッセージが表示されるユーザーが急増していることや、エラーメッセージの内容、従来からこれらのエラーが表示される原因の傾向などから、現在Twitter側で何らかの不具合・障害が発生しているか、APIの制限が非常に厳しい制限に変更されその影響が強く出すぎている(制限が厳しすぎる)影響を受けている、等が考えられます。
いずれの原因においても、現時点では、ユーザー側の端末やネットワーク接続の問題・故障等ではなく、Twitter運営側に原因があると思われます。
そのため、慌ててアプリの再インストールや設定変更などを行うのではなく、まずは運営側の対応や何らかの告知、もしくは、APIの時間あたりの制限が解除される等をしばらく待ってから、再度正常な状態に戻っているかどうかを確認し直すようにしてみてください。
また、Twitterで複数アカウントを利用している場合は、別のアカウントでも同じエラーが発生してしまうかを確認してみてください。別アカウントとなると、タイムラインや通知の確認ができない場合の対策としては利用しにくいものの、検索結果の表示や、トレンドの詳細確認などで、利用できる場合があります(こちらも繰り返し利用することで、最初は利用できても制限が開始されてしまう場合があります)。なお検索に関しては、Yahoo!リアルタイム検索を利用してTweet検索する方法で代用できる場合もあるため、そちらの利用も検討してみてください。
その他、別の種類の端末(iPhone/Android/PCブラウザ等)が利用できる場合は、そちらからアクセスしてエラーが表示されてしまうかどうか、閲覧できないツイートや通知などが表示できないかどうか、などを確認してみてください。
※Twitter公式が提供している「TweetDeck」を利用することで、エラーが発生せずにホームのタイムライン(おすすめ/フォロー中)の閲覧や特定ユーザーのツイートの閲覧、検索結果の確認などが可能な場合があるようなので、そちらの利用も検討してみてください。利用方法や、TweetDeckとは何なのか等については公式ヘルプページの「TweetDeckを使用する方法」を参考にしてみてください。ただし、通常のTwitterアプリ等と比較すると利用手順が複雑であるため、「よく分からない」という場合には無理せず、PC版やiPhone/Android版アプリが通常の状態に戻るのを待つようにしてみてください。
追記1:原因が判明(API制限の強化)
その後、Twitterの運営会社(X Corp.社)のChairmanであるイーロンマスク氏が次のツイートを行い、一時的な制限を適用したことを告知しました。
To address extreme levels of data scraping & system manipulation, we’ve applied the following temporary limits:
— Elon Musk (@elonmusk) July 1, 2023
- Verified accounts are limited to reading 6000 posts/day
- Unverified accounts to 600 posts/day
- New unverified accounts to 300/day
1日あたりの閲覧数制限が言及されており、現在ユーザーの間ではこの制限について「閲覧制限」とも呼ばれています。なおこの「閲覧制限」を技術的にどのように実施するかの有力な方法が「APIの呼び出し回数を数えて、一定数を超えた場合にエラーを発生させる」という方法で、実際にAPI制限エラーが発生していることから、API制限を課す(強化する)変更を運営側が実施したことで、ツイートで言及されているような利用制限(閲覧制限)が行われてたものと思われます。
なおその後、この回数制限は、以下の通り緩和され、有料ユーザー(認証済みユーザー)が1日あたり1万投稿の閲覧、無料ユーザー(承認済みでないユーザー)が1日あたり1,000投稿の閲覧、作成後間もないアカウントに関しては1日あたり500投稿の閲覧、に緩和されたことがツイートされています。
Now to 10k, 1k & 0.5k
— Elon Musk (@elonmusk) July 1, 2023
「一時的な制限(temporary limits)」とされていますが、どの程度続くのかは不明であり、この制限によるエラー発生への対策は基本的に前述の対策と変わらず、制限が大幅に緩和されることを待つか、アカウントを切り替える、TweetDeckのような別の利用手段、Yahoo!リアルタイム検索のような別のツイート検索手段の利用等が考えられます。エラーが発生してしまった場合は、繰り返し再読み込みをすることで、エラー発生の解消までの待ち時間がかえって延びてしまうことも考えられることから、数時間放置してから改めて開き直しエラーが解消しているかどうかを確認してみてください(※1日あたりの回数制限ではあるものの、その正確な数え方や制限をかける仕組みまでは不明であるため、1日あたりの制限であっても、1日より短い期間で制限のかかった状態が終了し、エラー発生が解消されることが考えられます)。
追記2:引用リツイートを閲覧できない不具合が発生
2023年7月2日14時前頃より、今回の制限とは直接の関係がないものと思われますが、iPhone版Twitterアプリにて「引用リツイート(引用ツイート)」が表示できず「ツイートを読み込めません」エラーになってしまう問題が発生している模様です。
同様のエラーは以前より発生
以前より、同様のエラーメッセージが繰り返し表示されてしまう問題が発生しています。
付録:英語設定で利用している場合
英語設定で利用している場合、同じエラーメッセージは以下の英語のエラーメッセージとなります:
Oops, something went wrong
But don't worry -- it's not your fault.
[Retry]
Cannot retrieve Tweets at this time. Please try again later.
Something went wrong. Try reloading.
[Retry]
Sorry, you are rate limited. Please wait a few moments then try again.
Rate limit exceeded
Please wait a few moments then try again
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